阿蘇山噴火

 10月8日1時46分 真夜中に突然防災無線がなり響く。「阿蘇山が爆発的噴火…」慌てて飛び起き外を見るが真っ暗で何も見えず、目を凝らすと薄っすら阿蘇山の上に異様な影。

 雷?火花?のような明かりがバチバチと見える。そして停電…     

真っ暗な中 硫黄の匂いがして何が起きているのか、どうなっているのか分からずにただただ不安と恐怖の中 朝が来るのを待つ。

 朝が来て、外を見ると私が住む内牧地区は風向きが逆方向だったためか、あまり降灰は見られず一安心。だがテレビでは町一面がグレーに染まった一の宮地区が映し出されている。阿蘇きぼうの家は 一の宮にほど近いため、どうなっているのか…

 駆けつけて見るとまず正面に停めてある送迎車が見えました。  

みんなで大切に育ててきた野菜も    種から育て、水やり、草取り…

みんなで大事にしてきただけにこれからの収穫を前にやりきれない思いです。

施設内をひと通り見回り、特に被害は見られず安堵していたら、カーテンを開け驚く…

全ての窓ガスに火山灰が。壁にも。

    かなりの降灰が見られましたが、施設自体には大きな被害はありませんでした。
 利用者のみなさんのお宅も大きな被害を受けたり、怪我をされた方もなく本当によかったです。

 熊本地震からもうすぐ半年。地震直後には長雨と豪雨にも遭いました。余震回数も少なくなり、ようやく生活も落ち着いてきた中のまかさの阿蘇山噴火…

 なぜこんなに災害が続くのだろうか。やりきれない思いでいっぱいです。しかし今回の噴火も夜中の出来事ということで、地震の時と同じく人への大きな被害がなかったことが不幸中の幸いだと思いました。  もし連休の昼間だったなら、阿蘇山への観光客も多くいらっしゃって多大な被害があったかもしれません。

 地震の時も今回の噴火も、うちの施設は大きな被害を受けることはありませんでした。本当にありがたいことです。そのため連休明けから普段通りに開所することができ、みなさんの元気な顔を見ることができました。

 しかし当施設の岡田会長のお宅の被害がひどく、この前みんなでイチゴの苗植えをしたばかりのハウスがもろに噴火の被害を受けてしまいました。

何か私達に出来ることがあればみんなで行っでお手伝いさせていただきたいと思っています。
  そして、この度の噴火で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。地震に引き続きこの噴火。本当にやりきれない思いでいっぱいだと思います。

 そんな中でも気丈に頑張っていらっしゃる阿蘇の方々の姿に勇気と元気を頂いて、これからも私達は自分達に出来ること見つけ一歩一歩進んで行きたいと思います。

 

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